イメージできるかどうか

今日は平日ですので、基本練習の日です。

寝技の返しをやって、寝技の乱取りをやりました。
返しの練習で遊んでいる子は、乱取りでも当然できません。
できないことを聞こうともしません。
これまでそのような子には、やる気を出させて教えていたのですが、ムダになることが多いため、相手に迷惑かけないように指導するようにしました。
周りが上手になっていけば、そのうちやる気が出ることでしょう。
今日は、特に1人の女の子が一歩前進しました。
体は小さく、細く、力もなく、いつも抑えられては動くことすらできない子です。
袈裟固めの逃げ方は教えたのですが、逃げ方の手順1つ1つができないため、何となく足を動かしてる程度にしか見えないのがいつものことです。
しかし、手順の1つ1つが何のためにやるのか分かれば、多少なりとも動きが変わると思い、乱取り中ではありましたが、手を貸して最終形態まで進めました。
相手には悪いのですが、袈裟固めから逃げ切った状態まで付き合ってもらいました。
これで逃げるイメージができあがったと思った瞬間、その子の目が変わりました。
おそらく、自分でもできるという自信がついたのでしょう。
乱取り終了にも気付かず、必死に相手に食らいついていました。
手を貸してできるようになったので、1人でやってもきっとできないと思いますが、このような子が面白くなるのはこれからです。
成長のスピードが一気に速くなるのです。
柔道だけではありませんが、「何となくのイメージ」が、「ハッキリしたイメージ」になれば、それはもうできたも同然なのです。
まだ体も小さく力も弱い子ですが、いつも真剣に稽古しているので、袈裟固めからの逃げ方が得意技(?)となることでしょう。
今日は、寝技の後に打ち込みをやりました。
珍しく、「高速打ち込み」もやりました。
元の場所に戻らず一歩目を固定したままの子は、やはり準備運動からサボる子でした。
柔道あるあるですが、サボる子はいちいちサボるんですよね・・・
見てるだけなら面白いのですが、その子の成長は望めないので、注意はしないといけません。
次は、その子にも細かくイメージさせてみようと思います。
その子も目つきが変わったら楽しいですね。

東郷柔志館

   代表:岩本 篤
  事務局:ちしゅう接骨院 馬場 宗一  
      
( 東郷柔志館チームトレーナー )
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