前回思ったこと

今日は気温37℃でしたので、稽古はお休みでした。

このブログは、その日の稽古内容をメモするためのものなので、本来なら今日のブログもお休みなのですが、前回思ったことがあるので残しておきます。

 

前回の稽古で世界一周の続きをやるときに、みんなに確認したことがありました。

それは、抑え込んだ後に抑え方が変わっても時間は止まらないことを知っているかどうかです。

抑え方が変わっても抑え込みが継続することを知らなかった子が多かったのです。

そこで1つ謎が解けました。

子供達が抑え込んだ時、必死にしがみついているのです。

「抑え込み」というより「押さえ込み」といった感じなのです。

この抑え込みで決めなきゃ!!という迫力は感心する部分でもあるのですが、逆にガチガチ過ぎて、そのままの形で返されることもしばしば見受けられます。

どうして体を入れ替えないのだろう?と思い、何度か乱取り中に指導したことがありました。

袈裟固めをブリッジで潰されても、腕も首も抱えたままといった状況です。

横四方固めで、相手がブリッジしてうつ伏せになったとき、「あ〜逃げられた〜」と言わんばかりに諦めてしまう状況もありました。

その時は攻め続けるように言って仕切り直したのですが、その後も同じパターンになる時が多いです。

そこで、「この状態になったらこんな風に体の向きを変えてみて」と教えてやらせてみると、その時はみんな納得するのですが、その後同じような形になった時にできているかと言うと、そうでもないのです。

「この前教えたぢゃん!!」と言うと思い出すパターンが多いので、自然にできるようになるまで教え続けるだけかな〜と思っていました。

今思うと、「抑え方は変わるけど、抑え込みは続いてるからね!」と一言つけ加えておくべきだったかもしれません。

 

「抑え込みが解けない限りずっと抑え込み中」ー>「解けなければ良い」という考えになれば、おそらくこれまでの半分くらいの力で済むようになるでしょう。

どこを抑えておけば良いのかを考えるようになれば、気軽に体を入れ替えるようになることでしょう。

おそらく、指導中の「抑える」という言葉が、子供達には「押さえる」という言葉で伝わっているのかもしれません。

そう考えると、これまでの子供たちの動きに一貫性を感じるのです。

 

以前監督から「子供たちができないということは結局教え方が悪い」と言われたことを思い出しました。

今回気付いたことは、私にとってかなり大きなものになりそうです。

子供たちの「押さえ込み」が「抑え込み」になるように、意識して指導していこうと思います。

東郷柔志館

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