今日は火曜日ですので本来なら基本練習の日ですが、試合が近いこともあり立ち技をやりました。
打ち込みと乱取りをやりましたが、今日は監督が試しでやらせてみたトレーニングが印象的でした。
いつもやっている腕立て伏せや手押し車は「支える力」を強化しますが、今日試したトレーニングは「引き付ける力」を強化します。
やり方は、二人組になって片方が相手の両襟を持ってぶら下がります。
ぶら下がる時は、引き付けることが目的なので、両脇をしっかり締めてぶら下がります。
支える側は足を開き、軽く膝を曲げ、しっかり支えます。もちろん手は使いません。
ポイントは「くの字」になることで、ぶら下がる時は足を相手の股の間に通します。
腰を直角に曲げ、膝を伸ばし、つま先まで伸ばせたら美しいのですが、なかなかそこまでできる子はいません。
これもそのうちできるようになれると良いですね。
これまで何種類ものトレーニングを試してきましたが、今日のトレーニングはドンピシャでした。
というのも、立ち技の乱取りで、引き付けるところで腕が伸びてしまい技がかからなかった子に対して、「しっかり引き付けて!!」というアドバイスがすんなり通り、その後の引き付けがガラッと変化したのです。
そのような子が、私が見ていた中だけでも3人いたので、トレーニングでやったことをどこで使うのかが理解できたのでしょう。
準備運動にはいろいろな動きがあり、無意味なものはありません。
脇絞りは、立ち技にも寝技にも使います。
エビは、逃げるだけでなく、攻めるときにも使えます。
「単なる前回り」と思われている前転でさえ、両手でしっかり支えるところから始まり、首を曲げるタイミングや両足を伸ばすタイミング、回転の勢いを弱めることなく回れるか、回転に負けることなく腹筋だけで上体を起こしてこれるか等が問われます。
個人的には、倒立前転と後転倒立ができると、応用が広がると思っております。
これからも、筋力アップや運動能力アップにつながり、楽しめるようなトレーニングをいろいろ考えてみますね。
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