大外刈りの入り方

本日も監督に代わり、わたくし高橋がやらせていただきました。

 

今日は、以前からどのように教えようか考えていた「大外刈りの入り方」をやりました。

特に体の小さい子や力の弱い子がそうなのですが、相手を崩しながら相手の横まで踏み込まなければならないため、前かがみになる子が多いのです。

前かがみになるため足も上がらず、その場合、技をかけても自分が崩れるケースがほとんどでした。

これは、相手よりも非力な自分が何とかして技に入ろうと、体全体で入ろうとした結果だと思います。

相手を崩すために相手を引っ張るのですが、しっかりした相手に対して相対的に自分が引っ張られる形となり、自分が崩れる子もいます。

 

急に筋力は増やせませんし、急に体重を増やすこともできません。(体重に関して個人的には簡単ですが・・・)

防御だけなら、瞬時に膝を曲げ、持ち得る体重全てで堪える「抜重」というのもありますが、もっと今の体重を生かせる方法がないかずっと考えていたのです。

 

以前、自分の中の柔道を引き出そうと色々な試合を見ていた頃、東海大学時代の山下泰裕選手の大外刈りがとても気になっていました。

昭和58年度 全日本柔道選手権 準々決勝(4分37秒あたり)

特に崩すこともなく、相手の不意をついて、大外刈りに入ってから崩しながら刈り切るように見えました。

大外刈りに入る瞬間、腰を切り替えて入るのがポイントかと思っていました。

腰を切り替えているように見えた動作ですが、腰ではなく足に注目してみると、そこにヒントが・・・

軸足を下げて一気に刈りに行っているので、さすがに足腰を鍛えていないとできません。

しかし、小さな子でも重心を残したまま刈る足を下げ、一気に軸足を踏み込むことができるのでは?と思ったのです。

徒競走のスタートの状態ですね。

これなら、体重の軽い子でも、力の弱い子でも、身体ごと前に出て行けると思ったのです。

スピードを得た体は重さを得たことにもなるので、今までよりも楽に入れる気がします。

ただ、監督の方針もあるのでお伺いを立ててみると、それやってみましょうとのことでしたので、今回も私が指導することになりました。

 

着地点が決まらないまま始めたので、一歩下がって一気に軸足を踏み込むことしかできませんでした。

一度の説明で分かる子もいれば、「どっちの足だっけ?」と考えながらやってる子もいました。

練習次第で、小さな子でも大きな子をハラハラさせることができるのではないでしょうか。

この一歩のおかげで、これまで投げられっぱなしだった子も、積極的に技をかけるようになれると良いですね。

土曜日の乱取りが楽しみです。

 

下がりながらの大外刈りも考えていたのですが、これもお伺いを立ててみようと思います。