崩す方向の実験をしました

いつも指導してくれる監督に代わりまして、本日はわたくし高橋がやらせて頂きました。

内容は、「崩れるとは?」と「どの向きに引くと楽に崩せるか」の2項目です。
「崩れる」とは、踏ん張りが効かない状態を指します。
そこで、どこまで踏ん張れるか、体を大きく揺らしてもらいました。
揺らしても踏ん張れるギリギリのラインを知り、そのラインを越えると踏ん張りが効かなくなり、崩れる訳です。
さらにやってもらったのが、踏ん張れる範囲を広げることです。
そのために足を広げてもらいましたが、膝を曲げることでも範囲を広げることができ、しっかり踏ん張ることができます。
簡単に崩されないためには、膝を曲げておくと良いということです。
ちなみに、これを「自護体」と言います。
次に、相手を崩す時、どの向きで引くと一番楽に崩せるかを実験しました。
向きのバリエーションは、水平に対し「下方20°」、「下方10°」、「水平0°」、「上方10°」、「上方20°」の5通りです。

実験は、5グループに分かれて試してもらいました。

各グループでどの角度が一番楽に崩せるか、試してもらいましたが、その結果・・・

上向き10°が1グループ、下向き10°が4グループでした。

10°というのは全員一致なのですが、下向きが多かったです。

上向きの10°か20°で分かれると思っていたので、意外でした。

実験の結果そう感じたなら仕方ないのですが、下向きで覚えてもらっても困るので訂正しておきましたが、誰がどのようにやっても正解(上向き10°)が出るようにきちんと誘導すべきでした。

両足を揃えて片手で引く人や、膝を曲げ両手で引く人もいたので、完全に説明不足ですね。

4スタンス理論も考慮しながら説明する必要もあったかもしれません。

個人的には、良い勉強になりました。

東郷柔志館

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