今日は、春までに覚える寝技を確認しました。
ローリングに始まり、ローリング失敗版、後ろに倒して足抜きからの袈裟固め、そして抑えられた方が袈裟固めを返すという流れです。
最近やった寝技の総仕上げといったところでしょうか。
ローリングに関してはそうでもなかったのですが、ローリング失敗版はやり方を忘れている子が多かったです。
しかし、そこで成長を実感させられました。
やり方の分からない子がどんどん聞きに来たのです。
寝技はやっただけ強くなりますので、分からないことを聞ける子はどんどん強くなっていくことでしょう。
その後は、新ルールに対する動きを1つやりました。
立っている子(立ち技)と立ち膝の子(寝技)が組んでいる状態の想定です。
立っている子が立ち膝の子をそのまま後ろに倒せば抑え込みやすいのですが、簡単に倒れる訳がありません。
意外と安定しているので、下手に大外刈りを掛けると、逆に返されてしまいます。
したがって、この場合は「前技」で相手を背中から落とします。
立っている子から見ると引く方向になるので引けば良いのですが、そうなると力比べになってしまいます。
柔道は如何に相手の力を上手く使うかが問われますので、この場合は相手を後ろに押し込みます。
ポイントは「押す」のではなく、「押し込む」ことです。
前述の通り、相手をそのまま背中から倒せば押さえこめるので、背中から倒す気で押し込みます。
当然、相手は倒されまいと抵抗してきますが、相手が抵抗する力の向きこそが、自分が前技を仕掛ける際に引きたい方向なのです。
しっかり押し込んで、相手が抵抗してきたら、相手の力を一気に解放してあげることで、自分は体を捻るだけで「技あり」が取れます。
以上はあくまでも原理です。
実際にやる場合は、しっかり相手をコントロールすることを忘れずに!!
次の稽古は土曜日です。
乱取りメインですので、平日やった練習をどんどん繰り出して技を磨きましょう。
コメントをお書きください